似顔絵師 浜田こと(koto)

caricature artist

  • 日本似顔絵アーティスト協会所属
  • 日本似顔絵検定協会/公認似顔絵師/似顔絵検定1級
  • キットパスインストラクター

千葉県在住、1980年生まれ、神奈川県出身。似顔絵師歴 5年目(2023年現在)。イベント出店を中心に、年間1,000人以上の似顔絵を描く。顧客からは、手にとるだけで思わず笑顔になってしまうと好評。国内外問わず、言葉の壁を超えたコミュニケーションツールとして、似顔絵の楽しさを広めていくことを目指している。

<経歴>

女子美術大学短期大学部卒業後、大手アパレルにデザイナーとして就職。転職後は、販売職、企画職、子供服デザイン職などを経て、出産。あるとき、イベントで似顔絵を担当したことをきっかけに、カリカチュアジャパンのプロ養成コースを受講。2019年、似顔絵師に転身。現在に至る。

<受賞歴>

  • 2024年 似顔絵世界大会「ISCA con 32」 立体似顔絵部門 2位
  • 2023年 日本似顔絵アーティスト協会主催JAPANGRANDPRIX2023 似顔絵日本大会・作品賞2位
  • 2022年 日本似顔絵アーティスト協会主催 似顔絵エキスポ/大阪府立大学観光産業戦略研究所所長賞
  • 2020年 オンライン似顔絵竜王賞・優勝

<メディア掲載歴ほか>

メッセージ

私は、自分のことが、嫌いでした。

自分の顔に、コンプレックスがあったからです。

目はつり上がっているし、面長だし、鼻の下も長く…いいところなんてないと思っていました。

何をやっても「自分なんて、どうせダメだし…」と、自分で自分をおとしめる毎日。

いわゆる自己肯定感が低い状態です。

そんな私に転機が訪れました。

それが、似顔絵です。

もともと、デザイナーとして働いていたこともあり、絵を描くのは大好き。

あるイベントで「似顔絵を描いてほしい」と言われたことをきっかけに、似顔絵の楽しさにハマり、プロ養成コースを受講することになりました。

私の習っていた似顔絵は、見たものをそっくりそのまま、模写するのではなく、デフォルメ(誇張)して描くタイプのものです。

特徴的な箇所を、ちょっとだけ大げさに描きます。

すると…自分の顔が最高の被写体であることに気づきました。

  • つりあがった目
  • 面長の顔
  • 長い鼻の下

・・・すべてが特徴的!

鏡にうつった自分を見ているときよりも

似顔絵の被写体として客観的に見ることで

いままで見えていなかったものが、見えてきたようで

一気に視界がパァーーー!っと明るくなるのを感じました。

まるで生きている世界が変わったみたいに。

似顔絵のことも

あんなに嫌いだった自分のことも

大好きになった瞬間です。

だから、私のように自分のことが好きになれない方のためにも

『大丈夫!好きになれるよ!』という思いのもと

絶対に似顔絵師になろう!と、心に決めて、いまがあります。

似顔絵のいいところは、笑顔の連鎖が生まれるところではないでしょうか。

描いている私も、描かれている人も、そしてその様子を眺めている方も、誰もが笑顔になります。

しかめっつらで描いている人は、見たことがありません。

なにより完成した似顔絵を手にしたときの、なんとも言えない優しい微笑みが

本当に本当に愛おしくて、毎回、涙が出そうになるんです。

中には、以前の私のように、自分の顔が好きになれないお客様もいらっしゃいました。

でも、完成した似顔絵によって、自分を好きになれたという感想もいただいています。

誰だって、自分にしかないオンリーワンの素材を持っている。

誰と比べるものではないし、自分だけのもの。

そのことを可視化して、あなたのここがチャームポイントなんだよ!と、表現できるのが似顔絵のいいところです。

もし、自己肯定感が低いと自覚があるのでしたら、私の似顔絵をどうぞ!

自分のことが大好きになるきっかけづくりになるはずです。

そして、そっくり人形は、そんな愛しい自分の似顔絵を、抱きしめられる存在にしたもの。

お人形にすることで、触ったり撫でたりできますよね。

それによって、自分の過去の傷が癒やされていくような感覚を味わえたり

自分で自分を大好きだよ!と言ってあげられたり…

ハッキリ言って、いいことしかありません(笑)

私も、自分のそっくり人形にむかって、過去のことを謝りました。

「嫌いだなんて言って、ごめんね」

いまは「大好きだよ!ありがとう!」と、話しかけています。

似顔絵を通じて、自分を大好きになる感覚。

あなたも、味わってみませんか?

浜田こと(2023.6)